パピヨットのチョコレートは、クリスマス前になるとスーパーなどでも見かけることがあります。
金色の紙に包まれて、楽しいフェスティバルのイメージ。もちろんチョコレートも美味しいです。
金色の包み紙の下に、白い紙が入っていて、ことわざや格言が書いています。パーティーでその言葉を読み上げ合うのがいかにもフランスらしくて素敵。詩がしばしば登場するアルノー•デプレッシャン監督やエリック•ロメール監督の映画を思い出してしまいました。
クリスマスの日にいただいたパピヨットの私の言葉は、ニーチェとプラトン、どちらも哲学者の格言でした(写真はマルセル プルーストになっていますね。他の人の紙を撮影してしまいました)。
幸福とは、持っているものを欲望し続けることである。ーニーチェ
このお菓子を作っているRévillonのサイト(フランス語)によると、パピヨットは1790年、リヨンのお菓子屋さんSieur papillotが発祥。このお菓子屋さんの見習い男子が好きな美しい女性に、甘い言葉で綴った紙に包んだチョコレートを贈ったのだそう。Sieur papillotのパトロンは見習いを疑いこっそり観察していて、そのアイデアを盗んで、格言の紙に包んだチョコレートを売り出したのが始まり、とか。
Révillonは1898年にリヨンで始まったチョコレート屋さん。1970年代にロワール地方のロアンヌRoanneに移転し、フランス全土のパーティーに登場するパピヨットを作っている。
【あれ、私も買い置きしてたー】
すご~い歴史があるのですねー。
【高級チョコレート店にも、パピヨットが売っていました】
"Révillon Chocolatier – Chocolats de Pâques et de Noël" https://www.boutique.revillonchocolatier.fr?gclid=Cj0KCQiAuJb_BRDJARIsAKkycUkGQdVWxr6rhP1M1e2TuQfDD2qIbmxG6GHLOO6jkPFyjpby3eizskUaAmbwEALw_wcB