オレンジ色の丸いフォルムがピカピカと他の菓子以上に輝いていた。現代アートか宝石か。一際目を引く。
その名もマング。形もマンゴーを感じさせる。オレンジから黄色のグラデーションは熟れ始めのマンゴーの色をイメージしたのだろうか。だが、それはフルーツのマンゴーというより光輝く現代アート。
食べてみると、中にはマンゴー、グァバ、パッションフルーツをミックスしたコンフィ。甘酸っぱくさわやか。生地はサクサクとした食感もあり、バランスの取れた美味しさ。食後のデザートにも重くならず、美味しく食べることができる。
ミシャラクのケーキを今回、初めて食べた。これからまた、他のケーキも食べたくなる美味しさだった。
クリストフ•ミシャラク氏はフランスを代表するパティシエの一人。主にフランス国内のホテルで経験を積み、パリの5つ星ホテル プラザ・アテネでシェフ・パティシエを務め、在籍中にクープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーにフランス代表キャプテンとして出場、チーム優勝を果たす。2013年には教室を併設した自身の店舗をパリにオープンしたのち、次々と店舗を増やしている。パリに4店舗、東京に5店舗もある。