甘い物でほっこり 1日1甘パリ

美味しかった! 幸せーと書くブログ。スーパーのお菓子でもいいんです

Gavottes 偶然から生まれたブルターニュ100年の伝統

 私の大好きなお菓子。食べ始めると辞められない止まらない美味しさ、ボリボリ食べてしまう。これだけ食べても良いし、アイスクリームと合わせても良い。


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 薄いおせんべいのような生地がクルクルと巻かれた焼き菓子。その名はCrêpe dentelle(クレープ ダンテル)。レース(dentelle)のように薄く繊細なクレープという意味。こちらはチョココーティング無しのバージョン。バターの風味が良く、軽くてサクサク、とても美味しーい。

 

 このお菓子メーカー、Gavottesガヴォットのサイトを見ると、このお菓子は1886年にマダム コーニックCornicがクレープ焼き器にクレープの1つを忘れるという偶然から発明された。それを巻いて食べて見たら美味しかったのである。


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 Gavottesは1920年ブルターニュカンペールでマダム コーニックが創業。最初は手作業で8回巻いて作っていた。1950年にオートメーション化。1962年に工場はブルターニュのディナンに移転。1978年にチョコレート味が発売された。

 

 今ではフランスのスーパーでも買え、一箱2ユーロ以下で買える物もある庶民的なお菓子なのだが、100年を超える伝統あるブルターニュのお菓子だったのですね。

 

 神戸の本高砂屋というお菓子メーカーさんの出している「エコルセ」というお菓子に似てるが、こちらは50年の歴史。

 フランスに住み始めたころ、和菓子が嫌いなフランス人へのお土産に日本からエコルセ(私は大好きです!)を持って行ったことがあるのだが、テンション高く喜んでいただけなかったのは、Gavottesのクレープ ダンテルという伝統あるお菓子があったせいなのね、と今回調べて分かりました。

 

"Gavottes | Histoire" https://mobile.gavottes.fr/fr/histoire