パリ5区の菓子店カール•マルレッティでル•サン•ジョルジュというお菓子を買った。6.7ユーロ。
秋のせいだろうか。赤いお菓子が、食べたくなった。カール•マルレッティはしばしば赤いお菓子を作っていて、見た目の激しさとは違って、食べてみると優しくて上品な味がした。
【切ると、ムースの中にバニラクリームなどが中に入っている】
その日、お目当てだった、食べたことのある、真っ赤なお菓子はなくて、紫がかったル•サン•ジョルジュがあった。光沢のある紫に白いラインが入っているのが、まるで貴重な天然石のように神秘的に見えた。
カシスとフランボワーズのムース、バニラクリーム、土台がチョコレートのビスケット、ブラックチョコのサブレ。そして、この大人っぽい美しさ。
ムースはしっかりカシスの味がした。カシスとブラックチョコレートが口の中で、広がって、大人の味。
サン•ジョルジュの意味を調べた。英語だと、聖ジョージ、日本のウィキペディアでは、聖ゲオルギオスになる。3世紀後半にパレスチナで生まれたギリシャ系カトリック貴族の殉教者でドラゴン退治物語で良く知られている。
この美しく美味しいケーキと殉教者。名前の由来を繋げよう、と頑張って考えてみたが、今のところ、分からない。
"聖ゲオルギオス - Wikipedia" https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%81%96%E3%82%B2%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%82%AA%E3%82%B9