ピエール•エルメのババ•イスパハン。7.3ユーロ(約940円)。
こんな高級なケーキは、たまの贅沢って、しばらく前に、書いた私。
コンフィヌモン(外出制限令)で、人出が減ったオペラ界隈。人がほとんどいないギャラリー•ラファイエットグルメに、夕方なのに、ケーキがたくさんあって、買ってくれー、買ってくれーと私を見つめているのです。
本当に、その日はどのお店もたくさんケーキがありました。夕方なのに選び放題。あれも、これも、という気持ちになったけど、大量に食べられるものでは、ありません。
コンフィヌモンになったばかりで、気持ちも冴えなかった私。そうよね。この子たち、誰にも食べてもらえなかったらかわいそうよね、一つくらいなら…。自分を納得させました。美しい物に、目が行きました。彼女から目が離せなくなりました。
ババ•イスパハン。お花のようなケーキ。赤いバラの花びら。一粒の雫。春の桜を思わせる薄いピンクのクリーム。ブリオッシュ部分の艶のあるシックな大人のピンク。この色合いがたまりません。
そうよね、こんなに美しいんだもの。誰かにじっくり見られて楽しんで欲しいよね。
ということで、お持ち帰りしました。ブリオッシュがフランボワーズのシロップに浸され、マスカルポーネとバラのクリーム、フランボワーズが載っています。
フランボワーズの甘いシロップがマリー・アントワネットのいたヴェルサイユ宮殿のような夢の世界に連れて行ってくれるケーキでした。
イスパハンを食べたときのブログ