ついに、お菓子を買うのが嫌になった。
お菓子は、もううんざりだ、と思った。いや、お菓子は食べている。メールプーラールのビスケットをさっき食べたのだ(写真左上)。
ただ、このビスケットについては、既にこのブログで既に紹介したことがある。
https://clairefr.hatenablog.jp/entry/2020/10/26/002941
食べ物について、美味を追求することに、疲れて来た。いろいろ食べて、比較し続けたいわけじゃない。どちらかと言うと、気に入った物があれば、それだけ食べていてもいいタイプなのだ。
このブログ自体は書いていて、調べていて、楽しかった。パン・デピスやヌガーの歴史や起源が楽しかった。フランスのお菓子だと思っていた物が、お菓子の歴史の中で、中国や中東とつながっていくのが楽しかった。LUやGavottes
などの製菓会社の歴史も楽しかった。
書くこと、調べることは苦ではないのに、まず最初に食べたいという欲望を持つことに疲れて来たことに驚いた。
食べたい、という強い欲求がなければ、買いに行くのが苦痛だ。さらに持ってくるという行為が面倒だ。ここ最近、手作りのシンプルな物を食べていた。本当はムースじゃなくて、ヨーグルトで十分だったかもしれない。
退院したばかりの伯母と電話で、話したら、「甘いものが全然欲しくなくなったのよ」と言った。気持ちが少し分かる気がした。
昨年10月5日から毎日書いて、毎日甘いものを食べて、あー、今日は食材の形が残っていない物は食べたくない、焼き芋がとても食べたい、と思った。焼き芋も、形を変えたいわけじゃない。スイートポテトじゃなくていい。
焼き芋にバターを塗って食べる。焼き芋そのものの甘さがある。寒い日の贅沢。おいし~い。自然の甘みがおいし~い。