甘い物でほっこり 1日1甘パリ

美味しかった! 幸せーと書くブログ。スーパーのお菓子でもいいんです

❤ハートに赤いジャムのサブレ (サナリー•シュル•メールにて)


 旅先だからこそ、普段目がいかない物に強烈に惹かれたりする。南仏の海辺の町サナリー•シュル•メール。色とりどりの建物が並ぶ路地を歩いていたら、白に赤いハートのサブレが私の目を射た。パン屋さんのショーウインドーである。


 私を買っていってー。私を呼んだ。

 サブレごときに1個2.4ユーロ。高い。スーパーのお菓子なら最低6個は入っている値段だ。

 私は、普段は、パン屋さんでサブレだとか焼き菓子を買わない。せっかくお菓子を買うのならタルトやケーキを買ってしまう。だからパン屋さんの焼き菓子に全然目が行っていなかった。パリではあまり気にしたことなかったなあ。スコトーマ(盲点)というやつである。



 でも今はホテルに泊まっていてお皿もスプーンもない。焼き菓子なら、海辺で、かぶりつくこともできる。え~い、買っちゃえー。たかだか、2.4ユーロに散財した気分。


 旅は歩き回るので、思ったより体力使っているし、甘い物がさらに、美味しく感じられる。バリバリとすぐに食べてしまった。生地は思ったより甘くなく、酸味の効いたベリーのジャムも手作りだろうと思わせる味だった。


 正式なこのお店でのこのお菓子の名前はDame blancheダム ブランシュ。白い貴婦人とでも訳そうか。だが、ネットでDame blancheダム ブランシュを調べると、全く違うお菓子が出てくる。

 その後、バンドルという南仏のパン屋さんにも、全く同じお菓子を売っているのを見た。こういうお菓子、パリのパン屋さんに売ってるかな。思い出せない。


 お店の名前は、Monticelliモンティセリ。お父さんと息子で代々続くパン屋さんお菓子屋さんなのだ。

Boulangerie Monticelli, 15 Rue Marcelin Siat, 83110 Sanary-sur-Mer